4千人に及ぶ特攻の戦死者の「記憶」をたどる。一人一人の出身や経歴を調べ全国を取材。今も痛切な思いを抱える遺族の証言、新発掘の遺書に記された本音から、特攻を描く。
太平洋戦争終盤、若者たちの命を犠牲に日本軍が行った特攻。航空特攻だけで4千人が戦死した。隊員たちの出生から戦死までを、膨大な日本軍資料を元にデータ化。さらに広島県江田島の自衛隊施設に残る「遺書」から、彼らの心の内に迫る。海軍への批判を遺書に記しながら、力を尽くし突入した搭乗員。思いを寄せる女性を気遣いつつ、終戦直前に出撃した搭乗員。日本人から戦争の記憶が失われつつある今浮かび上がる、特攻の真実。
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